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なにがなんでも愛されたかった日

最近あいみょんをよく聴いている。彼女の歌詞は暮らしの風景によく馴染むと思う。キッチンで洗い物をしていて、ふと皿から目を上げるときとか、お風呂場で髪を洗っているときとか。洗っているときに思い出すことが多いのかな。

昔はありのままの(と見えるような)歌詞が得意じゃなくて、たとえば「恋をしている」といった言葉については、「つまりどういうことやねん」と思っていた。夜道を散歩していてふと走り出したくなるとか、水色の空を見ると目のふちがにじむとか、そういうことで合ってますか?もっと具体的にしゃべってくれと思っていた。

たぶん照れ屋だったのでしょう。月が綺麗ですねが正だと思ってたけど、あれもまあだいぶ照れ屋じゃなければ言わないだろう。月じゃなくて自分でもなくて目の前の人を見ろよ。

愛されたくて必死だったくせに、愛してくれとは言えなかった。それで人に丁寧にしてみたり、過剰なほど頑張ってみたり、なんか居心地悪いなあと思うことも受け入れたりしていた。人に期待して、がっかりして、そして離れた。嫌なことを嫌と言えなかった。

人を愛することには興味がなくて、愛されることに興味があった。そうすればなんとかなる、生きていけると思ってたから。生きてていいんだと思っていたから。

でも、それは結局は肩代わり。自分で自分のことを愛する方法がわからないから、他人にお手本を見せてほしくなる。けれど、そんな教科書みたいな100点満点の愛し方って、あんまり見たことがない。ケンカしたり、相手の変なこだわりに戸惑ったり、口を出したり出さなかったり。納得いかなくても時間を置いてみたり。無茶を言ってみたり、譲歩したり。

正解を求めていた私には、愛に正解はないという大正解に辿り着くまで時間がかかったようだ。

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