私はおみくじを引かない。並んでいるほど人気のおみくじがあっても行き過ぎる。「おみくじ引こうよ」といわれても引かないので、おみくじ苦手な人だと思われている。
理由はシンプル。「悪いことが書いてあったらどうしよう」という気持ちからだ。たとえば初詣で引いたおみくじで、あんな結果やこんな結果が出たらどうしよう。失せものは出ますが待ち人は来ません、とか、全体的には良さげでも部分的に不安になることが書いてあったら。いったいどう対応すればいいんだ。
そういう「なんか根拠はないけど思い当たること」に対応する力が私は弱い。それでおみくじを回避してしまう。
でも、お守りは好き。だって、「守られてる」んだもの。何かするとき、守りの力があると思えば積極的になれるではないか。たとえば意中の人に告白するとかね。結果が思ったようにいかなかったとしても、それはそれで「守られた」んだって思えるかもしれないではないか。だって未来はどうなるかわからないんだから。
だから今年もおみくじは引かなかった。お守りをひとついただいて帰った。すごくいい年になりそうな気がした。

