手帳を書くことは、片付けに似ているなと思いました。頭の中にあるものを手帳に出してみて、どう扱うか、何に意識を向けるか決める。ごちゃごちゃしたところを解きほぐして、しまわれた感情や思いに気づく。頭の中を整頓することで、時間も空間もおのずと整っていく気がします。
やること、気になること、心配なこと、やりたいこと——いろんなものがぎゅうぎゅうに詰まって、どこから手をつけたらいいかわからない。そんなとき、ありませんか。そういうときこそ、手帳の出番だと思います(他のやり方もあるかもしれませんが、なんせ手帳推しなので……📒)。書き出すことで、明らかに見えてくるものがある。
放っておくと散らかる頭の中
意識しなくても、いろんなことを考え続けている私たちの脳。「あれしなきゃ」「これ気になる」「あのこと、どうしよう……」——そういった思考のかけらが絡まりあって、さながらジャングルのよう。踏み場のない部屋のように、どこに何があるかわからない状態になっていってしまいます。
手帳に書き出すのは、そのごちゃごちゃをいったん「頭の外に出す」作業です。
手帳は「脳の外部倉庫」
手帳に書いたことは、脳の中に持っておかなくていい。手帳に置いてあるからです。
タスクを書き出してしまえば、「忘れないようにしないと」という気持ちから解放されます。そうした義務感は、それだけで頭を圧迫するもの。手帳はそのような事態を解消する道具といえます。
不安なこと、心配なことも、いったん外に出すことで不安の奥にあるものを見つけられることがあります。懐中電灯で洞窟の奥を照らすみたいに、そこに居座っている「怖いもの」が本当に怖いものか、確かめることができます。
ものを定位置に置くように、と片付けではいわれますが、頭の整理もそう。「手帳に書く」だけで、頭が軽くなるような気がします。
何を「片付ける」?
私が手帳に書き出すのは、大きく分けてこの3つです。
- しなければいけないこと(タスク)
- 気になっていること、心配なこと
- やりたいこと、これからのプラン
しなければいけないこと(タスク)
脳内にあるうちは「たくさんある気がする」のに、書き出してみると意外と少なかったりします。明日以降でも問題ないタスクもあったりする。それを可視化することで、今のことに集中できます。
気になっていること、心配なこと
気になっていることの解決策が思い浮かばなくても、書き出すだけで頭の外に置いてこられます。「考えなきゃ」という圧力が少し和らぎますし、手帳に置いてほうっておくことで、ふといい考えが浮かんだりします。
考える作業って、真正面からそれに向かっているうちは意外と捗らなかったりしますよね。お風呂の時間や散歩、料理の時間など、その他の時間で浮かぶことがしばしばあると思っています。
やりたいこと、これからのプラン
いつかやりたいこと、気になったお店、ほしいもの。これも頭の中に漂わせておくより、手を動かして書いてみるほうがワクワクしますし、楽しみも増すんじゃないかと思います。
また「自分がどこに向かっているのかわからない」ときは、着地点を決める・探すことで、それまでの道のりがはっきりしてくるし、日々やることも決まってくるように思います。とはいっても、まだまだ迷ったりはするのですが……。
手帳がすごいなと思うのは、「書き進める」ことができる点。ひとつの言葉を置くと、自分の中からもうひとつ言葉が出てくる。それを繰り返していくうちに、「ああ、なるほど」と納得できる答えがどこからか出てきたりするのです。
何に意識を向けるかは自分で決める
片付けには「捨てる」だけでなく「大事なものを取り出す」意味もあります。手帳も同じで、ごちゃごちゃを書き出したあとに「今、何に意識を向けたいか」を決めると、自分の思いの輪郭がはっきりしてきます。
脳の自動思考に任せてしまうことなく、思考の主導権を自分に取り戻す。大事なことに集中するために。今日を大事にするために。
すっきりした部屋みたいに、頭の中も整える
部屋を片付けたあとはなんとなく居心地よく、深呼吸できるような気がしますよね。手帳を書くのも、それに似た感覚があります。頭の中のごちゃごちゃが、ページの上に置いてある。全部見えている。だから大丈夫、という気持ち。

🍃 手帳タイムは、脳に余白をつくる時間。余白があるから、大事なことや好きなことを考えられる。
なんだか頭の中がいっぱいだぞ、というときは、手帳タイム、ぜひおすすめです。

